舛添さんが公用車を使って温泉通いしていたことが発覚。

俺は、芸能人、有名人のスキャンダルとか
基本的にどうでもいいと思っているし、

大したことでもないのに週刊文春がギャーギャー騒ぎ立てる流れは
むしろ嫌悪感を覚える。

今回の舛添の問題も多分大したことないんだろうなぁと思いつつ、
テレビで詳細見てたんだけど、

「それはアカンでしょ」

と思った。

温泉通いの詳細

1年間ほぼ毎週末、合計49回、湯河原の別荘と都庁を行き来していた

個人的には毎週末に別荘に行くこと自体、
それほど問題ではないと思う。

連絡手段とか日頃の公務に不備が生じていなければ良いのだから。

ただ、この場合問題なのは、

別荘の往来に公用車を使っていたという点。

公用車を利用するということは当然自腹ではない。

都庁~湯河原間でかかる料金は、

ハイヤー1往復で8万程度

これにガス代が含まれるかどうかは分からないが、

8万×49回=約400万

にもなる。

舛添の言い分

この件について記者から問われると、

舛添は笑いながら
ルール通りにやっており、全く問題ない
と言い切った。

ここでいう舛添のルールというのは

出発地点か到着地点、どちらかが公務の目的であれば
公用車を利用しても構わない

という条例(?)で決められたルール(うろ覚え)。

確かに、このルールにのっとると、
別荘 → 都庁であってもその逆であっても公務という扱いにはなるが・・・。

浅はかすぎる舛添くん

ここで、俺が言いたいことは2点。

①ヤクザ、詐欺師の理論

言い訳が「ルール通りだから問題ない」という主張に
大きな疑問点。

これって言い換えれば、

「ルール通りなら何してもいい」

って言ってるのと同じなんだよな。

公の回答、特に政治家なら
ルールに則しているというのは当然なのであって、それ以外に

倫理的にも全く問題ない

と言えなければ後ろ指さされるのは当たり前じゃない?

極端な話、脱法ハーブを肯定してんのと同じ。
罪の重さは違うが、属性としては俺から見ると一緒。

脱法ハーブは、現行法の抜け道を通ろうとしているだけで、
実際に起こりうる人的被害を考えると倫理的には非常に問題がある。

今回の舛添に関していえば、

出発地点か到着地点、どちらかが公務の目的であれば
公用車を利用しても構わない

というルールの穴を突いているに他ならない。

自宅~都庁間のように、常識的に考えられる範囲の利用であれば、
全く問題にならないことだが、

目的が別荘(温泉)、しかもそれが遠距離であれば、
常識外の利用であり、倫理的に問題があると考えるのが普通だろう。

にも関わらず、「ルールに従っている」の一点張りで
通そうとするなぞ、人格的に問題があると言わざるをえない。

半ば開き直りにも見えるこの態度、

法律的(ルール)には問題ないということを盾に利を得ようとする
ヤクザや詐欺師が主張する理論に通ずるものがあるように思える。

②公私混同

2点目。

遠隔地の別荘なんて、療養にせよ遊びにせよ、
毎週通うもんじゃないというのが一般人の考え。

しかも、どう捉えてもプライベート

つまり、自腹が妥当としか言いようがない。

「到着地点が都庁だから」という理由で
公務の扱いにするのはどう考えても無理がある。

まとめ

舛添は首長の器じゃない

もっといえば政治家の器じゃない。

詐欺師レベルの胡散臭い弁解、公私混同の自覚が全くない、
この二点から見えることは、

「倫理観が欠如している上に、頭まで悪い」

政治家としては、公務に関する実力は重要だが、
国民の人気が無ければ話にならない。

こんなことしてて、しかもあんな言い訳で
国民の信頼を得られるわけがない。

Neetでも分かるレベルのしょうもないミス
自身の信頼性を著しく落とすなんてアホとしかいいようがありませんわ。

政治家はアホには務まらない。

ちなみに、舛添くんの無駄遣いについては、

パリ・ロンドンへの出張費用が5000万円
滞在したホテルが一泊20万円を超えるスイートルームであった件

なんかもある。

「知事になってリーダーシップを発揮したい」というより、
「豪遊したかっただけ」、と思われてもしょうがないね。

正直、舛添くんにはガッカリですわ。

どうせ、いい大学出てるキャリアなんだろうけど、
頭は良くてもバカなんだね。