2016年8月12日のリオ五輪柔道の決勝、
原沢 対 リネール見たんやけど・・・。

リネールの柔道がカスすぎて引きましたわ。

内容としては、リネールがひたすら組手を嫌って、
原沢の組手を「切る」形。

この切り方がうまくて、
相手に防除姿勢とか積極性が無いだかの指導を入れさせて、

指導の差で勝ちにいくスタイル

「決められたルール内であくまでも勝ちに拘る」という姿勢は
間違ってないと思うけど、

ハッキリ言って見てて全く面白くない。

当然、リネールの戦法にはブラジルの観客もブーイング。

こんなん見せられると、
「あー柔道ってクソ競技なんやね」としか思わないのよね。

柔道好きな人には本当に悪いと思うけど、
アレが五輪の決勝とか、ほんとアカンと思いますわ。

決められたルール内での戦法を取っている以上、
リネールを卑怯呼ばわりするのは確かに違うかもしれないが、

ルールの方に問題があるとしか思えないね。

例えば、

残り2分で有効を取ったら、後は、
「極端な防御姿勢の指導3つ」までを限度に、逃げ回って勝つ、

という戦法が成立する。

途中で適当に伏せたり偽装攻撃かけてりゃ、
2分で指導3つに抑えて逃げ回るのはそれほど難しくもない。

見てる側からしてみれば、
この2分は消化試合みたいなモンで、全く意味のない物に。

「組んでもらえること前提で考えている日本柔道が甘い」、とか、
「組手を嫌う選手を相手に技をかけられてこそホンモノ」、とかいう

意見もあるみたいだけどさ。

正直、守りに徹してるヤツの柔道なんか、
見てても全く面白くないわけで。

リネールの戦法なら、有効すらいらなくて、
相手に指導をかけさせて後はガン守りすればいいだけ

「相手に指導をかけさせる技術、
指導をもらわないようにガン守りする技術が必要」

「だからリネールは強い!!」

とか反論する人もいるだろうけど、説得力の欠片もないですね。

リネールが強いかどうか云々の前に、

多くの人が「つまらない」、「しょうもない」と思う競技に、
未来はない
という問題が大きいわけです。

あえて言うなら、
リネールが悪いというよりは、ルールが悪い。

(指導差で勝つスタイルを取るリネール自体も、個人的には嫌いだけど。)

実際、俺みたいな素人一般人だけじゃなく、
柔道経験者や著名人も問題視してるみたいだからね。

この問題をはようなんとかせんと、
競技人口がドンドン減ってくと思うよ。

ただの1個人のリネール君には、いくらブーイングされても、
「柔道の未来」とかは全然考えられないんだろうね。

勝ちにストイックな姿勢(笑)